私のAGA克服日誌

2026年2月
  • 女性特有のびまん性脱毛症が後方から広がるサインとは

    抜け毛

    薄毛というと男性の悩みというイメージが強いですが、近年では多くの女性が薄毛やボリュームダウンに悩んでいます。しかし、女性の薄毛の現れ方は男性とは大きく異なります。男性のように生え際が後退したり、頭頂部が丸くハゲたりするのではなく、髪全体の密度が低下し、全体的にスカスカになっていくのが特徴です。これを「びまん性脱毛症」と呼びます。特に厄介なのが、自分では見えにくい後頭部から徐々に進行するケースが多く、気づいたときにはかなり進行していることがある点です。今回は、女性が見逃してはいけない後頭部からのSOSサインについて解説します。びまん性脱毛症の初期サインとして最もわかりやすいのが、「分け目が広がった」「つむじの地肌が目立つようになった」という変化です。以前は細い線だった分け目が、クリスマスツリーの枝のように地肌が広がって見えたり、つむじ周辺の髪がペタンとしてボリュームが出なくなったりします。また、髪を結んだときの「毛束の太さ」も重要な指標です。ポニーテールをしたときに、以前に比べて束が細くなった、ゴムが緩く感じる、結んだ隙間から地肌が見えるといった変化があれば、全体の本数が減っている証拠です。特に後頭部の髪は、女性ホルモンの減少や血行不良の影響を受けやすく、ハリやコシが失われやすい場所です。原因は多岐にわたりますが、最大の要因は「ホルモンバランスの乱れ」です。加齢や更年期、出産、過度なダイエット、ストレスなどにより、髪の成長を守る女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少すると、髪の成長期が短くなり、抜け毛が増えます。また、女性は冷え性の人が多く、頭皮の血行不良が慢性化しやすいことも、後頭部の薄毛を助長します。さらに、長年同じ場所で髪を結んでいたり、同じ分け目を続けていたりする「牽引性脱毛症」が併発していることもあります。このサインに気づいたら、すぐに対策を始める必要があります。まずは生活習慣の見直しです。大豆イソフラボンなど女性ホルモンに似た働きをする栄養素や、髪の原料となるタンパク質を積極的に摂取しましょう。無理な食事制限は厳禁です。そして、質の高い睡眠をとり、ストレスを溜めない生活を心がけてください。シャンプーの見直しも有効です。洗浄力の強すぎる高級アルコール系のシャンプーは避け、頭皮に優しいアミノ酸系のものを選び、頭皮マッサージをしながら洗うことで血行を促進しましょう。分け目を毎日少しずつ変えるだけでも、紫外線ダメージや物理的な負担を分散させ、ボリューム感を出すことができます。もし、生活改善だけでは変化が見られない場合は、女性専門の頭髪外来を受診することをお勧めします。女性の薄毛は、甲状腺の病気や貧血などが隠れている場合もあるため、自己判断は危険です。クリニックでは、女性用の内服薬や外用薬、サプリメントなど、体に負担の少ない治療法が提案されます。女性にとって髪は命とも言える大切なパーツです。後頭部の透け感は、体が発している不調のサインかもしれません。鏡で後ろ姿をチェックする習慣を持ち、早めのケアで、いつまでも若々しい髪と自信を守りましょう。