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勇気を出して病院へ薄毛治療体験談

まさか自分が薄毛で病院に行くことになるなんて、数年前までは考えもしませんでした。最初は、シャワーの排水溝に溜まる髪の毛が増えたかな、くらいだったんです。でも、ある朝、鏡を見て愕然としました。頭頂部の分け目が、明らかに以前より広がって見えたんです。そこからはもう、気になって仕方ありませんでした。インターネットで「薄毛 治療」と検索しては、育毛剤の広告や真偽不明の情報に一喜一憂する毎日。市販の育毛剤も試してみましたが、正直、効果はよく分かりませんでした。このまま悩み続けるのは精神的にも良くないと思い、意を決して病院へ行くことにしました。問題は「何科に行けばいいのか」。ネットで調べると「皮膚科」か「AGA専門クリニック」が良いと書いてあります。保険が使える可能性があるなら、まずは皮膚科かなと思い、近所の皮膚科クリニックのウェブサイトをチェック。幸い、「脱毛症の相談も受け付けています」と書かれていたので、電話で予約を取りました。当日はすごく緊張しました。「こんなことで病院に来るなんて、笑われるんじゃないか」とか、ネガティブな考えばかりが頭をよぎりました。でも、診察室に入ると、先生は私の話をじっくりと聞いてくれました。いつから気になり始めたか、生活習慣はどうか、家族に薄毛の人はいるか、など。そして、マイクロスコープで頭皮の状態をチェック。「典型的な男性型脱毛症(AGA)ですね。まだ初期段階ですから、治療で改善する可能性は十分にありますよ」と言われ、少しホッとしました。治療法としては、飲み薬(フィナステリド)と塗り薬(ミノキシジル)を提案されました。それぞれの効果や副作用、費用について丁寧に説明を受け、納得した上で治療を開始することにしました。もちろん、すぐに髪が生えてくるわけではありません。先生からも「最低でも半年は続けてみましょう」と言われています。でも、一人で悩んでいた時とは違い、専門家に見てもらっているという安心感があります。それに、「対策をしている」という事実が、気持ちを前向きにしてくれました。病院に行くのは勇気がいりましたが、行って本当に良かったと思っています。もし同じように悩んでいる方がいたら、まずは一歩踏み出してみることをお勧めします。