コンテンツへスキップ

首肩こりは頭皮の敵薄毛に効く首肩周りのツボ

デスクワークやスマートフォンの長時間使用など、現代人の生活は首や肩に負担がかかりやすく、慢性的なこりに悩む方も少なくありません。実はこの首や肩のこり、単に不快なだけでなく、頭皮の血行不良を引き起こし、薄毛や抜け毛の間接的な原因となる可能性があるのです。首や肩周りの筋肉が緊張して硬くなると、その下を通っている血管が圧迫され、頭部への血流が滞りやすくなります。髪の成長に必要な酸素や栄養は血液によって運ばれるため、血行が悪くなると毛母細胞の働きが低下し、健康な髪が育ちにくくなってしまうのです。そこで、首や肩のこりを和らげ、頭皮への血流改善を促す効果が期待されるツボ押しが、薄毛対策の一環として注目されます。代表的なツボをいくつかご紹介しましょう。まず、「風池(ふうち)」です。首の後ろの髪の生え際あたり、太い筋肉(僧帽筋)の外側にあるくぼみに位置します。左右両方にあります。風池は、頭部への血流を改善するだけでなく、頭痛、眼精疲労、肩こり、風邪の初期症状などにも効果があるとされる万能ツボです。両手の親指をツボに当て、他の指で頭を支えるようにして、頭の重みを利用しながらゆっくりと押し上げるように刺激すると良いでしょう。次に、「天柱(てんちゅう)」です。風池の少し内側、首の後ろの太い筋肉(僧帽筋)の外側の、髪の生え際あたりにあります。これも左右にあります。天柱も頭痛や肩こり、眼精疲労に効果的とされ、自律神経のバランスを整える働きも期待されます。風池と同様に、親指でゆっくりと指圧します。さらに、肩の筋肉(僧帽筋)の真ん中あたり、肩先と首の付け根の中間点にある「肩井(けんせい)」も、肩こり解消に非常に効果的なツボです。ここを刺激することで、肩周りの血行が促進され、首を通じて頭部への血流改善にもつながると考えられます。人差し指や中指で、やや強めに、垂直にゆっくりと押します。これらのツボ押しは、お風呂上がりなど体が温まっている時に行うとより効果的です。ただし、首周りはデリケートな部分なので、力を入れすぎず、心地よい範囲で行いましょう。首や肩のこりをケアすることは、薄毛対策だけでなく、全身の健康維持にもつながります。