薄毛の悩みって、抜け毛の量とか、地肌の透け具合とか、そういう分かりやすい部分に目が行きがちですよね。私もそうでした。育毛剤を使い始めてからも、毎日排水溝のネットをチェックしたり、鏡で頭頂部を凝視したり…。でも、なかなか目に見える変化って現れないんですよね。そんな中で、私が「おっ?」と思った、ちょっと地味だけど嬉しかった変化が、「髪のハリとコシ」なんです。ケアを始めて半年くらい経った頃でしょうか。いつものように朝、髪をセットしようとした時のこと。ドライヤーで乾かしていると、なんだかいつもより髪が根元からふんわりと立ち上がるような気がしたんです。気のせいかな?とも思ったんですが、その日はワックスをつけた後も、いつもみたいにペタッと潰れずに、なんとなく形がキープできている感じがしました。それから意識してみると、髪を洗った後の手触りも、以前より少ししっかりしてきたような…?以前は、細くて柔らかくて、まさに「猫っ毛」という感じだったんですが、一本一本に少しだけ芯ができたような、そんな感覚です。正直、「産毛が生えてきた!」みたいな劇的な変化ではありません。でも、この「ハリ・コシが出てきた」という感覚は、私にとってはすごく大きな進歩でした。なぜなら、それは髪の毛そのものが、少しずつ健康を取り戻してきている証拠なんじゃないかと思えたからです。成長する力が弱っていた髪が、ケアによって元気を取り戻し、本来の太さや強さに近づいている。そう考えると、すごく希望が湧いてきました。この変化を感じてからは、育毛剤を使うのも、頭皮マッサージをするのも、以前より少し楽しくなりました。「きっと、この調子で続ければ、もっと良い変化があるはず」って思えるようになったんです。抜け毛が減ったり、産毛が生えたりするのももちろん嬉しい前兆ですが、この「髪質の変化」という、ちょっと地味なサインにも、ぜひ注目してみてほしいなと思います。それは、あなたの髪が頑張って応えてくれている、確かな証かもしれませんよ。